2015年2月7日土曜日

1学年 ふれあい天文学

「僕たちは星から生まれた」



何かの歌詞にありそうな言葉ですが、口に出してみるととてもスケールの大きな響きがあります。



昨日、1学年を対象とした「ふれあい天文学」が開催されました。

国立天文台(!!)より辻本拓司先生をお招きしての授業です。

演題は「みんなで宇宙を感じてみよう」です。

本校の理科は、「生物」・「地学」・「化学」・「物理」と分けられていますが、1年生の地学では、現在天体についての学習を行っています。「天文学」がどういう物かが分からない生徒達も真剣に先生の話に耳を傾けていました。

銀河同士の衝突を「宇宙で起きる交通事故」と紹介する場面では、生徒の中から笑い声も。

私達の銀河系とアンドロメダ大銀河も30億年後に「交通事故」を起こすそうなので、あまり笑い事でもありませんが・・・。


Jaxaによって打ち上げられ、2007~2009年に月の調査をおこなった、月周回衛星「かぐや」から見た地球の映像には、生徒達も息を飲んでいました。




そして、講義の最後に辻本先生がお話しになったのが、冒頭の言葉です。


ジョニーデップを元素にまで分解すると、6割は酸素になる(勿論私達もですが)。
とてもユニークな説明に生徒達は衝撃(笑撃)を受けていました。


そして、人間の体の素となる元素は、星の中で作られ、超新星によって宇宙へ放出される。

つまり、私達は星によって生み出された、と表現することができます。

私達は、人の子である以前に「地球の子」、「宇宙の子」である。

そう考えると、何だか宇宙との距離が縮まった気がしますね。

生徒達にとっても、「学問としての宇宙」との距離が縮まる機会になったのではないかと思います。


最後は質問コーナー。

1年生ながら、鋭い質問もありました。




今夜は夜空を眺めて「・・・お母さん。」とつぶやいてみます。