2016年3月25日金曜日

卒業制作~後編~

第3期生は先日それぞれの決意を胸に
中学校を巣立って行きました。このメンバーでは最後、一貫とはいえ中学生活は最後…と思うと、卒業式当日まで涙目の毎日でした。何を見ても涙。式終了後、14号館で最後の学年集会のようなものをすることになったのですが、私だけでなく学年主任のI村先生は、生徒の方を見ると涙、涙、涙…。まさかの生徒に背を向け黒板に向かって最後の言葉を述べるという舞台裏もありました。
それぞれの決意を胸に新たなステージに踏み出した57名の学付中生、幸せな未来を切り拓いてくれることを願って止みません。


さて、卒業生の保護者の皆様にはもうご覧頂きましたが、卒業制作木彫額、無事アトリウムの壁面に取り付けられました。後編では取り付け完了までの様子をお伝えします。




生徒達が彫り終えた板、全て揃った後、職人さんが一枚一枚木工用ボンドで貼り付け、四隅を釘で固定していかれます。









手際よく作業が進んでいきます。

その後はちょっとだけ私の出番。まず校章部分に木彫用着色剤で色を着けます。次に修正。元々板の縦横に誤差があるため、どうしても隣り合った板どうし文字や図柄にズレがでます。固定された段階で全体に彫刻刀を入れ、ズレを修正していきます。ここでは取り憑かれたように彫る私の後から、生徒が掃除機で彫りクズを吸い取ってくれました。さすが気の利く学付中生達。ありがとう!
修正が終わったら額縁まで全てに透明ニスをかけ私の作業は終了です。




ここからは全て職人さんが進めて下さいました。

足場が組まれ…


道具が運びこまれ…



固定用の金具の取り付け。





で………

全工程完了‼︎‼︎








第1期生が残してくれた校歌のしたに取り付けられました。どちらも同じ材料ですが校歌よりも白っぽく感じます。でも3年経つと校歌のような飴色になるはずです。ちなみに右上に見える白い長いものは第3期生保護者の方々から卒業記念品として頂いた大型スクリーンです。






今回の卒業制作にかかった費用は3年生保護者の皆様が卒業記念の一部として全額出して下さいました。この先ずっとずっと残っていく記念の品、頑張って彫ってくれた57名の3年生、工務店の皆様、陰で協力してくれた1.2年生の皆さん、先生方、そして保護者の皆様に改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

                                                  桐