前回は夢の実現に向けて頑張っている学生達の話でしたが、今回は実際に夢を実現させた方々のお話です。
お越し頂いた先生方の職業は、歯科医師・一級建築士・フリーライター・弁護士・司法書士と様々。
生徒達も興味津々です。
司会担当の生徒は少々(いえかなり)緊張気味でした。
「どのような仕事内容か」、「大変な事は」、「やりがいを感じる時は」、「その職業に就くためには何が必要か」・・・等々、生徒達の疑問点に一つ一つ丁寧に答えて下さいました。
「夢を実現すること」について、先生方から実体験に基づいた含蓄のある言葉をいくつも頂きました。
印象的だった言葉をいくつか挙げます。
「すぐに役立つものはすぐに役に立たなくなる」
長い時間をかけて、少しずつ積み重ねて行った知識や経験、技術こそが、長い人生を支えていく力となるんですね。
「分かったフリをしない」
「フリ」をすることほど意味のないことはありません。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」。
「お客様が笑顔になってくれることが嬉しい」。
これから大人になっていく生徒達に、しっかりと胸に刻んでおいて欲しい言葉です。
「仕事」という言葉を聞いて、「大変」、「辛い」など、マイナスのイメージを持ってしまう生徒もいます。
勿論、いつも楽しいことばかりではありませんが、大変な時、辛いときこそ、「自分の仕事によって笑顔になってくれる人がいること」が活力になる気がします。
また、自分が楽しいと思う仕事で周りの人が笑顔になってくれるならば、これほど素晴らしい事はありません。
最後に、講師の先生方に謝辞を述べた生徒の言葉にありました。
「今回学んだ事を、これからの職業学習に生かして行きたい」
長い人生の中で、生きていく目的の一つともなり得る「仕事」。
「わたしも笑顔、みんなも笑顔」
そんな仕事に巡り会って欲しいものです。