2017年1月14日土曜日

理科部 骨格標本づくり等

理科部の最近の活動の報告をします。

昨年末からの活動になりますが、冬休みには、「熊本北高杯中学生科学研究発表会」に参加してまいりました。本校2年生の3人による「緑色でない植物の色素の研究」と3年生5人による「黒い孔雀石の謎に迫る」という2本の研究発表を行いました。外部での発表の機会ということで、大変良い経験をさせていただきました。また、最後には、実習も準備されており、醤油1mLから食塩を取り出しました。たった1mLにこんなにたくさんの塩分が含まれているのかと、驚かされました。

2年生の発表の様子















3年生の発表の様子
















実習:醤油から食塩を取り出す















また、12月27日と1月13日は、骨格標本作成会を行いました。13日は、本来は、天体観測会の予定でしたが、天候に恵まれず、年末に準備したニワトリの骨を組み立てる作業を行いました。

この材料として用いたのは、某フライドチキンです。
科学研究発表会のねぎらいと、クリスマスパーティを兼ねて「サンプリング」を行いました。必要のない肉の部分をおいしくいただき、その後ピンセットと歯ブラシを用いて筋肉組織や結合組織を取り除き、骨だけにします。その後脱脂、漂白、乾燥しました。
お手本となる骨格標本をしっかり観察し、目の前の骨が、どの部分なのかを探します。そして、立体的に組み立てていきます。生徒たちは真剣な表情で骨格標本を観察しながら、フライドチキンからニワトリの骨格を作っていきました。
もとがフライドチキンなので、当然首から上や足はありませんし、骨も全て揃うことはありませんが、ニワトリの骨を三次元的に組み上げることができました。

「フライドチキンを食べた」から「ニワトリを食べた」という印象に変わったという生徒の感想にはなるほど!と思わせられました。身近なものから科学的に観察する目を育てるという大変良い取り組みになりました。

サンプリングの様子


まず、2次元的に骨を並べます
しっかり観察すると、どこの骨かがわかります


出来上がりの骨格













組み上げた骨


台座までつくりました


首は、ワイヤーで作りました